2023年11月13日(月) 18:00 28
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにマイルチャンピオンシップ出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
エルトンバローズ
栗東・杉山晴紀 牡3
▲11月9日撮影(c)netkeiba.com
ラジオNIKKEI賞は、筋肉質であばらを見せて前後のバランスは上々。毎日王冠は久々で筋肉の繊維がなく少し締まりのない状態。そして今回は皮膚が薄く胴長+脚長の姿形。1週前追いは意欲的にやり機敏に動いたが、翌日の写真撮影ではトモの膨らみが足りず良化の余地を残す。ただ、重賞の2戦は違うフォルムで勝っており、本番に帳尻を合わすタイプだろう。
ソーヴァリアント
美浦・大竹正博 牡5
▲11月9日撮影(c)netkeiba.com
初のマイルでチークピーシーズを装着した前走が、適性と馬具効果を感じさせる3着。とはいえ胴がゆったりとした体形とストライドの大きいカキ込む走法からは、ワンペース型の中距離志向だろう。前腕のたくましさとあばらをくっきりと見せた筋肉の質感は上々。あとはトモが丸まれば理想型だが、これは今後の調整次第だろう。マイルならタイトな流れがベター。
イルーシヴパンサー
美浦・久保田貴士 牡5
▲11月9日撮影(c)netkeiba.com
中京で開催された京都金杯を勝った時に比べると、全体的に厚みがあり前後のバランスは申し分なし。今回はローテが詰まっているが、1週前が意欲的に追われて迫力十分の動きを披露。体質が強化され充実一途だ。右回りは[0-1-0-3]。舌は左側にハミを超すが、手前やフットワークの迫力に左右の違和感はない。持続型で上がり3Fを踏んでいければ力は出せる。
ジャスティンカフェ
栗東・安田翔伍 牡5
▲11月9日撮影(c)netkeiba.com
2週続けて水曜は14-14程度で金曜に速い時計を計測。・・・
netkeiba取材班
相馬の達人たちが重賞レースに出走する有力馬の馬体を診断します。