2023年11月13日(月) 18:00 25
エリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(c)netkeiba.com
ここまでのキャリア4戦だけ。重賞は未勝利。コースも距離も初めて。それでも断然1番人気に支持された3歳ブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)の完勝だった。
当然、数々の死角はあったはずだが、5戦目で初挑戦のGIを制したブレイディヴェーグには、期待されていた通りの、あるいはそれを上回るくらいの素晴らしい資質が秘められていた。
まだ今回が5戦目。近年は、キャリアが浅い馬、予測できないスケジュールを強いられた馬など、誇る実績を持たない馬が次つぎとビッグレースを勝ち切る時代である。
ブレイディヴェーグ【3-2-0-0】には、来週のジャパンCに登場する【7-2-0-0】の4歳牡馬イクイノックス、牝馬3冠を含め【5-1-0-0】の3歳牝馬リバティアイランドに並びかけるくらい、このあとのさらなる成長と進撃に期待したい。
京都に戻ったので、アートハウス、伏兵ローゼライトの2頭が少し離すように先行したが、・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。