【マイルCS予想】秋のマイル王決定戦 淀のマイルは流れが速くなるとは限らない

2023年11月18日(土) 18:00

前走レースレコードから更なる前進に期待

 マイルではまず崩れないシュネルマイスター、昨年の覇者セリフォスを中心の牡馬GI馬はきわめて強力だが、京都のマイルは速い流れになるとは限らない。牝馬ナミュール(父ハービンジャー)に期待したい。

 前走の富士Sはレースレコードの1分31秒4。自己最速だった。逃げ馬の1000m通過56秒7のハイペースを中位で追走。自身の中身は「57秒6-33秒8」。残り1ハロンで先頭に立つとそこから最後11秒6。抜け出しても伸びている。

 体質充実の4歳秋。自己最高馬体重454キロだった。直線が平坦の京都で鞍上はR.ムーア。前回のレース運びを確認して、早めのスパートで強力な差しタイプを封じる作戦に出ることも可能だ。その点では、もまれない外枠は不利ではない(ムーア騎手は2015年に16番枠のモーリスで勝っている)。

 快走の期待は血統背景にもある。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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