2023年11月19日(日) 18:00 10
今年は4年ぶりに京都内2000で行われる京都2歳S。阪神で行われた20~22年も含め、過去5年で馬券に絡んだ15頭のうち、その後GIで馬券に絡んだのはワールドプレミア(菊花賞1着)、トップナイフ(ホープフルS2着)の2頭だけ。前週に行われる東京スポーツ杯2歳Sと比較すると、春クラシックにつながるレースとは言いがたい部分も…。阪神で行われた近3年は、グリューネグリーン(父ラブリーデイ)、ジャスティンロック(父リオンディーズ)、ワンダフルタウン(父ルーラーシップ)と、いずれもキングカメハメハ系が勝っているが今年はさて。(解説:望田潤)
オールナット
ショウナンパンドラやセントオブゴールドの3/4弟で、母母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹でステイゴールドやレクレドールの母でドリームパスポートやベルーフの母母。父サトノダイヤモンドは菊花賞と有馬記念に勝ち、サトノグランツやシンリョクカを出している。518キロの大型だが均整のとれた体型で、芝2000の新馬を65秒の超スローで逃げて楽勝。サトノグランツのようなステイヤー質に見えるので、ペースが流れたときに追走がどうかだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ギャンブルルーム
母シャンデリアハウスはJRA4勝(芝1200~1400)。母母カーリーエンジェルはオレハマッテルゼ、エガオヲミセテ、フラアンジェリコなどを産んだ名繁殖。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo