2023年11月26日(日) 18:00
中山芝内3600のマラソンレース。とにかく最近はオルフェーヴル産駒が走りまくる重賞で、22年はシルヴァーソニック1着、21年はアイアンバローズ2着シルヴァーソニック3着、20年はオセアグレイト1着タガノディアマンテ2着。しかも昨年はゴールドシップ産駒プリュムドールが2着で、ステイゴールド系の運動会と化しているといっても過言ではない。取り上げた5頭にステイゴールドの血を引く馬はいないが…。いっぽう22年1人気9着ディアスティマ、21年2人気5着トーセンカンビーナ、20年2人気9着シルヴァンシャーと、ディープインパクト産駒はよく人気を裏切っている。(解説:望田潤)
シルブロン
メールドグラースの半弟で、グラスボンバーやフォトジェニーの甥で、母グレイシアブルーはJRA3勝。近親にブルーダスターやザイーテンといった欧州短距離G1勝ち馬がいる。父トーセンジョーダンは秋天に勝ったジャングルポケット産駒でキタノインディやアズマヘリテージなどの父。晩成血統が開眼しついにオープン入り。父譲りのハイペリオン的な粘着力持続力を受け継ぎ、燃費のよい走りはいかにもステイヤーだが、道中ズブいのが開幕週の中山でどうか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ダンディズム
ムーンクレストやダノンマッキンレーの下。牝祖ソーバスは愛オークス馬で、子孫にウィームスバイト、ゼンダ、ビートホロー、オアシスドリームといったG1ホースたちが名を連ねる。父マンハッタンカフェは有馬記念と天皇賞(春)と菊花賞に勝ちヒルノダムール、クイーンズリング、ジョーカプチーノなどを出した。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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