2023年12月04日(月) 18:00 26
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに阪神ジュベナイルフィリーズ出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
キャットファイト
美浦・上原博之 牝2
▲11月29日撮影(c)netkeiba.com
クビ差しは短くて太く、肩は少し寝気味でやや尻高の体型。トモの膨らみは十分だが、前がやや強いフォルムとなっている。つなぎは短くて少し寝気味だが、クッションはなく回転の速いピッチ走法。マイルで好結果を残しているが、馬体と脚元と走法から千四がベストの印象を受ける。あばらを見せて筋肉の質感は上々で好仕上がり。時計の速い馬場が理想だ。
ボンドガール
美浦・手塚貴久 牝2
▲11月29日撮影(c)netkeiba.com
450キロ前後のダイワメジャー産駒だが、全体的にボリュームがあり体は大きく見せる。クビは短くてトモ高で前駆体形。まだバランスが整っておらず良化の余地を残している。とはいえ、ブレが少なく体をうまく使った柔らかい走りができる点は素質の高さだ。時期的なもので冬毛は出て皮膚が厚ぼったいが、緩みがあるわけではなく筋肉量は上々。初戦から。
コラソンビート
美浦・加藤士津八 牝2
▲11月30日撮影(c)netkeiba.com
前重心だが、トモが流れることなく頭の位置も適性。クビ差し~肩~前腕のボリュームは上々だが、それ以上に丸みがありパンパンに膨らんでいるトモの発達が強烈なインパクトを残す。この後ろの強さが強力な末脚につながっていると思われるが、体幹がしっかりしており走りにブレがない点も強調材料だろう。あばらをうっすらと見せて筋肉の質感は◎。好状態だ。
アスコリピチェーノ
美浦・黒岩陽一 牝2
▲11月29日撮影(c)netkeiba.com
470キロ前後のダイワメジャー産駒だが、トモはパンパンに張っておりボリュームは満点。・・・
netkeiba取材班
相馬の達人たちが重賞レースに出走する有力馬の馬体を診断します。