2023年12月07日(木) 12:00 30
2歳戦はスローペースの逃げ切りや直線一気の追い込み等、まだ馬が若いが故に大味な競馬での決着機会が多い。しかしGIとなればメンバーも揃い多頭数での競馬になることで、スタートも道中も直線も古馬さながらに総合力を求められるようになる。
結果、スタートに難がある馬は前半の位置取り争いで苦戦してしまって追い込むも届かず...といった競馬や、逃げや番手など揉まれない競馬でマイペースで走ってきた馬が馬群で揉まれて何もできず終いになるというケースは少なくない。
そうした中、2歳戦で評価したいのは、分かりやすいレース内容の評価という点ではなく、「新馬戦で得た経験値の大きさ」という着順に大きく反映されない評価ポイント。
先日行われた京都2歳Sにおいても、前走逃げた馬が3頭、2番手の馬が7頭とレース経験が浅い馬ばかりのレースであり、考察文に以下の様に狙い馬を記したが結果的にはそれらの馬が人気以上に走る結果となった。(プレリュードシチーを上手く狙えないあたりはセンスがあまりになかったが...)
「前走逃げ・2番手」の馬の中で負荷の掛かった先行だったのは、・・・
メシ馬
1992年生まれ。祖父が馬主だったため幼い頃から競馬に触れる機会が多かったが、2013年の安田記念をハズしたことをきっかけに馬券の研究を始める。2016年から競馬予想家としての活動を開始し、同年9月に雑誌「競馬王」にて紙面デビュー。競馬魂(フジテレビ ONE TWO NEXT)への出演、ならびにDMMオンラインサロンにて「絶対に負けたくないから始める競馬サロン」を主宰。著書に「絶対に負けたくない!」シリーズなど。