2023年12月06日(水) 18:01
▲3人の世代間にはどんなギャップが…?(撮影:福井麻衣子)
競馬学校2期生の熊沢元騎手、20期生の佑介騎手、38期生の大河騎手とそれぞれ18期ずつ離れた3人が世代間ギャップトークを繰り広げます!
今週のテーマは「騎手を目指した時点で憧れていた騎手、好きだった馬」と「デビュー当時の世間的な競馬のイメージ」の2本! 三者三様、全く異なる回答からギャップが垣間見えました──。
前回はこちら▼
(取材・構成=不破由妃子)
佑介 これは世代がわかるなぁ。じゃあ大河からいこうか。
大河 憧れていたのは武豊騎手で、好きな馬はとくにいなかったんですけど…。ディープインパクトが、誰もが認めるすごい馬だというのは知ってました。
佑介 競馬に興味なかったの?
大河 そうなんですよ。同級生のお父さんが清水久詞先生で、ちょうどキタサンブラックが活躍していたので、あるとき「こんなに近いところに、すごい馬を管理している人がいるんだ」と思って。それをきっかけに徐々に競馬が好きになっていった感じです。だから、競馬に興味を持ったのはだいぶ遅かったです。
▲同級生のお父さんが清水久詞調教師だったことがきっかけに(撮影:福井麻衣子)
佑介 大河が通っていた小学校、中学校の地区は、俺が通っていた学校ほど、トレセン関係者ばかりというわけではないもんね。
大河 今村聖奈と大久保友雅は同級生ですが、確かにそれほど関係者の子供ばかりではなかったですね。
佑介 俺が通ってた学校なんて、半分くらいは競馬関係者の子供だったよ。だから、小学校の運動会は、2年に一度は月曜日の開催だった。
大河 ああ、なるほど!
佑介 日曜日だと、競馬関係者は見に来られないからね。そんな環境だったから、競馬に関係のない家の子も自然と競馬に興味を持っちゃうみたいな感じだった。小学生の頃から、とにかくみんな競馬の話ばっかりしていたから(笑)。
熊沢 変な学校だね(笑)。俺なんて・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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