2023年12月14日(木) 18:02
▲プログノーシスはあと一歩まで詰め寄るも5着(撮影:高橋正和)
先週日曜日に行われた香港国際競走では、ジャスパークローネ(香港スプリント)、セリフォス(香港マイル)、プログノーシス(香港カップ)の3頭に騎乗するも、残念ながら勝利を手にすることは叶いませんでした。
プログノーシスと挑んだ香港カップの回顧を中心に、日本馬が5年ぶりに未勝利となった要因や、「仲の良い外国人騎手らと楽しく過ごしてました」と話す週中の香港騎手招待競走などを振り返ります──。
(取材・構成=不破由妃子)
──12月6日にはハッピーバレー競馬場で行われた2023ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ(以下、IJC)に出場、12月9日は阪神競馬場で5鞍に騎乗し、翌10日にはシャティン競馬場で香港スプリント、香港マイル、香港カップに騎乗するという超ハードな1週間でしたね。どういうスケジュールで動いていたんですか?
川田 4日の月曜日に香港に移動して、火曜日はIJCのセレモニーに出席しました。水曜日の朝は追い切りに乗り、夜はIJC。木曜日は香港の馬主の方々と食事に行って、金曜日に一旦日本に戻り、関空から直接阪神競馬場に入りました。香港から阪神に出勤です(笑)。
── 一度も自宅に帰らず?
川田 そうです。翌日は9Rまで競馬に乗ったあと、僕と(北村)友一はダッシュで阪神競馬場を出て空港へ。香港に戻りました。
──めっちゃハード…。海外とはいえ、香港はそのスケジュールが可能になってしまう距離ですもんね。
川田 そうなんです。近すぎるから可能なんですよねぇ(笑)。ただ、フライトのダイヤ変更があり、以前であればメインレースまで乗れたのですが、今年は9Rがタイムリミットでした。
──そんなハードスケジュールのなか、インスタや報道で見る川田さんの表情がとても穏やかで。いい時間を過ごせているのかなと思っていました。
川田 海外に行くと気分が変わって、僕もちょっとは穏やかになります(笑)。それに、いつもみたいな雰囲気でいたら・・・
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川田将雅
1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。
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