2023年12月17日(日) 18:00
最近の阪神芝内1400の古馬重賞の結果をみると、ストームバード(アグリ、ダイアトニック、ララクリスティーヌ、ロータスランド、ダディーズビビッド)、ロベルト(ララクリスティーヌ、ロータスランド、ウインシャーロット、サンライズオネスト)、ノーザンテースト(トゥラヴェスーラ、スカイグルーヴ、サンライズオネスト)、デインヒル(グレナディアガーズ、ララクリスティーヌ)と、やはりパワーのある血が優勢。ダイアトニックは阪神芝1400重賞[3-0-1-0]、ララクリスティーヌ[1-1-0-1]、ダノンファンタジー[2-0-1-1]、グレナディアガーズ[1-1-0-1]、ロータスランド[1-0-1-2]。とにかくリピート好走が多い。(解説:望田潤)
アグリ
母母トゥゲザーはQエリザベス二世チャレンジCS(米G1・芝9F)勝ち。近親にガリニュールS(愛G3・芝10F)のジャンフェルメールなど。父カラヴァッジオは欧短距離G1を2勝したスキャットダディ産駒で23年から日本で供用。母父ウォーフロントはデクラレーションオブウォーなどを出して成功したダンジグ系。ピュアスプリンターというには加速がしなやかで、セントウルSは1400的な配分で後方から末脚を伸ばしたが、ベストの1400ならば阪急杯のような先行でも。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○
ウイングレイテスト
ベストメンバーの半弟で、トラストケンシンやフリーフリッカーの叔父。オークス馬チョウカイキャロルも同牝系。父スクリーンヒーローはグラスワンダーの代表産駒でモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどを出し成功。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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