2023年12月22日(金) 12:00 125
いよいよ有馬記念ですね。
このコラムも今年、ラストとなります。
さて、木曜日に品川プリンスホテルで行われた公開枠順抽選会、皆さん、ご覧になりましたか?
中山2500mは特殊なコース形態。
それゆえ枠は大事。
当日、関係者インタビュアーとして参加しましたが、枠がでた瞬間のジョッキーの表情がそれぞれで、感情表現の仕方の違いに面白みを感じました。
中でもスルーセブンシーズ陣営は、尾関調教師が「めざましテレビ」における占いで1位ということでボールをピックアップ。
結果15番に池添騎手が、「もう、めざましテレビは見ません。俺がひけばよかった…」と。また同じ枠に入った大外ルメール騎手と慰め合うシーンも。
とは言え、個人的にはスルーセブンシーズの外枠は厳しい条件となった気がする一方で、スターズオンアースにおいては、この枠だからこそルメール騎手が極端な競馬、私は先行策をとる気もして、結果、2着あたりに…とイメージも。
ただ当初、スルーセブンシーズは本命にしようと考えていましたし、追いきりの動きも抜群。印は少しさげますが、馬券にはいれておきたい馬。
さてそんな中、1番、理想的な枠に感じるのが(10)ジャスティンパレス。また3歳時とは違い、今回は秋二戦目。そのあたりも良い方向にでる気がしてなりません。
また調教の様子から魅了されるのが(13)タスティエーラ。春とは違い、カイバ食いがよくなったとのことで、その分、調教での負荷がかけられた様子。枠に関しては、正直、もう少し内目の枠の方が良い気もしますが、そこは名手ムーア騎手の手腕に期待します。
そして1枠1番に入ったのがソールオリエンス。手塚調教師は皐月賞と同じ枠としての高評価でしたが、個人的には外よりはよかったと思える一方で、縦長の展開とならなかった時に厳しくなるようにも…。
ということで、いろいろ考えた結果、人気とはなりそうですが、ジャスティンパレス・タスティエーラ・スルーセブンシーズの3頭を中心に、あとはスターズオンアースとソールオリエンス、穴は良い枠に入り非根幹距離で中山向きと感じる(8)ライラックや、立ち回りの巧さとムルザバエフ騎手の分析力に魅了されて(14)プラダリアも外枠ですが、気になっています。
それでは皆さん、ステキな有馬記念を。
今年も1年、ご愛読ありがとうございました。
ホソジュンでしたぁ。
当コラムの次回更新は1月5日(金)12時予定です。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。