2024年01月09日(火) 12:00
過去10年の京成杯に出走した馬たちを東西別に分けると、関東馬が[7-7-4-71]で勝率7.9%・複勝率20.2%。関西馬は[2-3-6-37]で勝率4.2%・複勝率22.9%(他にカク地が2頭いてうち1頭が優勝)。東西ほぼ五分の成績だ。
競馬界は西高東低と言われた時期が長かったが、2004〜13年の10年間で見ても勝率は関東馬が上、複勝率は関西馬が上で、このレースについては東西互角の状況が続いていることが分かる。
五分なら関東馬・関西馬をそこまで意識しなくていいか……となってしまいそうだが、関西馬についてはこのところ面白い傾向があるので、その点を押さえておきたい。
ひとつは、「なんだかんだで1頭くらいは絡む」。過去10年で11頭が3着以内しているが、特定の年にワンツースリーをするとかではなく、年1〜2頭ずつ好走している。・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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