2024年01月21日(日) 18:00 2
7番人気の三連単1着固定で316,520円の払戻し!
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、自身の高配当馬券を元に的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、昨年12月16日(土)の3歳以上1勝クラスで大的中を遂げた「サンデー」氏。大波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
公認予想家のサンデーと言います。
今回は買い目90点で3連単30万馬券を取れたポイントを3つご紹介します。
(1)多頭数
(2)本命馬の選定
(3)馬券の買い目
まず(1)多頭数についてですが、シンプルに頭数が多ければ投票が分散されるので、ある程度人気馬が絡む組み合わせでも高配当が狙えます。最大出走頭数の18頭立ては特におすすめです。
断然人気の馬がいるなら話は少し変わりますが、このレースは3連単の2番人気以降が100倍を超えており、混戦を示すオッズでした。しかも1~10番人気まで1番人気のアスクドリームモアが1着の組み合わせだったことから、この馬が馬券外になれば高配当となるレースだったことが分かります。結果としてアスクドリームモアは7着となり、高配当に繋がりました。
レース展開としても18頭立ては馬群が固まりやすく、人気馬がスムーズなレースができない可能性が高くなります。実際にこのレースでは、1番人気アスクドリームモアが好スタートを切りながらも、8枠の2頭に外から被されてポジションが下がってしまいました。道中は折り合いも欠いており、スタミナを消耗して負けたと判断できます。
すなわち16頭立て以上の多頭数は高配当GETのチャンスと捉えています。余談ですが、アスクドリームモアは次走が狙い目と思うので、注目してみると面白いかも?
次に(2)本命馬についてです。このレースでは本命にしたリュミエールノワルが7番人気だったことが大きかったです。私はレース前日に予想を出しているので、4.5番人気を想定していましたが7番人気だったのは正直ラッキーでした。想定より人気を落としたのは出走馬で1頭だけ58kgだったというのが大きかったかもしれません。しかしこのレースは減量騎手、馬齢、牡牝によって斤量は一定の定量戦なので、実質的なハンデはありません。こういうパッと見で判断できない要素を見つけられるのは、経験値の高い予想家の強みだと思います。
リュミエールノワルを本命にできた理由は、先行脚質でスピードがある馬の距離短縮だったということでした。枠の並びからスムーズに前に行けるなら、1着に期待できると判断しました。
本命馬を選ぶ時はシンプルに考えています。思考時間、根拠の多さは的中率に比例しないことを身を持って経験してきたので…
ただ、予想の引き出しが多いのは良いことだと思うので、そこはお間違えのなきよう。
最後は(3)馬券の買い目についてです。今回は3連単1着固定10頭流しを選択しました。リュミエールノワルが勝つと仮定すると、展開的に内枠の先行馬が狙い目だと思ったので、相手は内枠の先行馬を多く抑えています。2.3着だったパルティクラールとサザーランドはよく粘ってくれました。しかし正直なところ、ローカルの1勝クラスは力差がほとんどないと考えているので、最後は自分の感性に頼っています。
3連単を買う時は基本的に本命を1着固定にします。そうすることで相手を10頭流しても90点で抑えることができます。
「点数が多いのは…」という声をよく耳にします。確かに90点だと1点100円で9000円使うことになるので多く感じる人もいるかもしれません。しかし、18頭立てだと全通りで4896点、16頭立てだと3360通りあります。90点買っても的中率は2%前後となるので、私は点数が多いとは感じていません。むしろ高い回収率を期待できる、効率の良い狙い方であると考えています。
ここまで紹介させていただいたのはあくまで一例です。これからも競馬界の進化に伴って予想をアップデートしていきます。皆様の馬券購入に貢献できるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします!
(サンデー)