【AJCC予想】高齢馬の取捨は種牡馬と厩舎の妙味度でチェック!!/第166回

2024年01月20日(土) 12:00

先週は日経新春杯を的中! 更新したばかりの『妙味度名鑑 2024』のデータが、見事に期待に応えてくれました。この勢いに乗れるように、今週のAJCCもしっかり分析していきたいと思います!

(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)

高齢馬の重賞成績は芳しくないが……

編集K3(以下、K3) 先週の日経新春杯は「儲かる軸馬」に該当したサヴォーナが2着に好走してくれました。勝ったブローザホーン、3着のサトノグランツも妙味度が高かったので、僕も3連複を的中することができました。

儲かる軸馬

 サヴォーナは予想2番人気でしたけど、発走5分前まで4番人気でしたね。

K3 やはり中竹和也厩舎は過小評価されているということですよね。

 「全体」の利益度が10位ですからね。さすがです。

K3 それより上の9厩舎が気になる方は、リリースされたばかりの『妙味度名鑑 2024』を見ていただけたらと思います。

 今年も色々な発見がありましたね。

K3 本の中ではこんな話をしていただきました。

・福永騎手の引退で恩恵を受けた騎手は?
・リーディングを奪還したルメール騎手の正しい狙い方
・5年以上も過小評価され続けるあのジョッキー
・若手のホープ、佐々木大輔騎手、田口貫太騎手の妙味度は?
・さらに妙味度を上げてきた妙味度MAX種牡馬
・ロードカナロア、エピファネイアは○○だけ狙え!
・なぜかナメられるディープ二世種牡馬
・馬券的に追いかけたい新種牡馬を発見!
・昨年推奨した「第二の矢作厩舎」が大躍進
・開業10ヶ月でランキング上位に食い込んだ新鋭厩舎

 他に気付いたことは、このコラムでどんどん発表していきたいと思います。

K3 よろしくお願いします。では、AJCCの予想をしていきましょう。

 8歳馬のボッケリーニが予想1番人気なんですね。

K3 すごいですよね。だって、昔で言う9歳馬ですよ!

 それ、いまだに言う人いますよね(笑)。馬齢が満年齢になったのは20年以上前なのに(※2001年)。

K3 2014年から2023年までの10年で、8歳以上馬の重賞成績を調べたら[9-27-30-898/964]で、単勝回収率18%、複勝回収率40%でした。

 能力的に衰えた馬が含まれるので、そういう成績になるのはしょうがないですよ。なので、それがボッケリーニが当てはまるかどうかはわかりません。

K3 まぁ、1番人気だった馬で調べると[1-2-1-3/7]でそんなに悪くないですね。

 高齢馬の取捨も妙味度を見ればわかりますよ。ボッケリーニの場合、キングカメハメハの「5歳以上」と池江泰寿厩舎の「5歳以上」を見ればいいんです。

K3 種牡馬は成長力があるから年齢での差がわかりやすいんですけど、厩舎でもわかるんですか?

 衰えた馬を厩舎に置いておくかどうか、その馬に合った条件を選択できているかどうかは成績に出ますよね。

K3 なるほど。明らかに衰えているのに「ここ使うの?」という例は確かにありますね。今回はその点にも注目して妙味度を見ていきましょう。

 わかりました。予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。・・・

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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