2024年02月11日(日) 18:00 5
◎○▲ズバリで三連単が的中!
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、自身の高配当馬券を元に的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、昨年プラス収支で終えた「永野める」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
※来週アイコンが変更されます
この度【予想の頭脳】にて掲載させて頂くことになりました永野めるです。
普段から穴予想ばっかり追いかけてる人です。
先日のサンタクロースSで662,310円的中しましたのでレースの振り返りをしていきたいと思います。
まずメンバーの印象としては1番人気のウインスノーライトで単勝オッズが4.4倍と大本命不在レースとなっていました。こういうオッズ帯のレースは中波乱が起きやすく個人的には好きですね。
ウインスノーライトの戦績を見ても2,3走前に札幌で1,2着、前走京都で1着。
1,2,3走前に平坦コース勝ちと洋芝の札幌を逃げ先行して好走と阪神2,000mで狙うには少し根拠が弱い消去法での1番人気ですので付け入る隙は十分にありそうですね。
私は普段指数予想を提供していますので、ここではどこが評価されていたのか深掘りしていきたいと思います。
サンタクロースSでの指数順位は以下の通りでした。
1番手評価セントカメリア(5番人気1着)
1番手評価シェイクユアハート(8番人気2着)
3番手評価シホノスペランツァ(10番人気3着)
セントカメリアとシェイクユアハートは同指数値で1位タイという評価でしたが、最終的には私の目で見てセントカメリアの方が勝率が高いと見たのでこちらを本命評価にしました。
セントカメリアに関しては2走前に今回と同条件の西宮Sで4着、更に2勝クラスで勝ったのも阪神2,000mでしたから適性面は問題無さそうですね。
後は能力比較で見劣りしないかが重要でしたが、2走前に負けたエアサージュはその後も3勝クラスで2連続2着。メモリーレゾンも次走で新潟牝馬S勝ち。2勝クラスを勝った時に負かしたグランスラムアスクはその後3勝クラス勝ち上がり。
この様に3勝クラスを抜けるには問題ないくらい力はあった様に見えたので得意条件の阪神2,000mで高評価されたのは必然的だったかと思います。
続いてシェイクユアハートですが、こちらは阪神2,000mという条件ではかなり未知数だったと思います。
これまで好走してきたのは中京、札幌、京都で阪神は新馬戦以来。
この様に過去戦績から予測しにくい場合は違う要素から見ていくと美味しい馬券を取れる事がありますので、色々と調べてみてください。
シェイクユアハートはハーツクライ産駒です。ハーツクライ産駒は結構優秀なので、どの条件でもそつなく走りますが、今回の阪神2,000mでも連対率22%と相性がいい条件でした。
前走に3勝クラスで0.3秒差の4着でしたから能力面も問題なさそうですが、セントカメリアと比べると勝ち切れるかは不透明な部分が多いので、こちらを2番手評価。
続いてシホノスペランツァですが、こちらは典型的な阪神巧者です。
阪神コースに限定すると6着、5着、1着、3着、5着、4着、5着、1着と抜群の相性を見せていました。
その中には菊花賞5着も含まれていますからこの人気なのに紐で買わない理由がないです。
指数で3番手評価だったのも納得かと思います。
続いてレースの印象ですが、阪神芝2,000mは内回りコースを使用するので、先行押し切りが比較的に多い印象です。GI大阪杯でも使用されているコースですが、大阪杯も比較的内枠逃げ先行が好成績を収めていますよね。
なのですが、今回は少し特殊な展開になってしまって、ラリュエルとウインスノーライトが2頭で大逃げという構図で差し追い込み有利な展開になってしまいましたね。
私個人としてはこれ以上ないくらいのお膳立てで指数評価上位3頭で決まりました。
こういった当たり方はあまりないんですが、今回は買い方をいつものとは少し変えたので、そちらも紹介出来たらと思います。
今回出した買い目は以下の通りでした。
3連単1,2着流しマルチ
8-13-1,2,3,9,11,12(36通り各100円)
3連単フォーメーション
8-1,2,3,11,13-1,2,3.9,11,12,13(30通り各200円)
最初に書いた通りセントカメリアとシェイクユアハートは同指数値でしたので、この2頭からの3連単マルチは押さえておいて、本線はあくまでフォーメーションという形でした。
普段あまりフォーメーションを使わないんですが、オッズ的に中荒れしやすかった点や3番手評価以降が団子だった事もあり、広く受けて跳ねるの待ちという意味合いも込めて2列目を多くしました。
私は買い目とかに関しては人力でやっていますので、AIの様にピンポイントで買うみたいな事は出来ませんし、やっても太刀打ち出来ないのは分かっているので、出来るだけ広く受けて跳ねた時に一気に回収するというスタイルを今後も貫いていきたいと思います。
(永野める)