2024年04月07日(日) 18:00 6
4月の阪神開催に行われるダ1800の別定戦。過去5年の馬場状態は、良1、稍重2、重2で馬場が渋ることが多い。重の年はプロミストウォリア、テーオーケインズとエーピーインディ系種牡馬の産駒が勝っている。いっぽう良~稍重の年はオメガパフューム、アナザートゥルース、グロリアムンディ、クリンチャー、ロンドンタウンとロベルトの血を引く馬が健闘。取り上げた5頭ではサヴァがロベルト5×3で、ヴィクティファルス、クリノドラゴン、テーオードレフォンもロベルトを引く。(解説:望田潤)
ヴィクティファルス
セヴィル(豪G1ザメトロポリタン勝ち)やシルバーステートの甥で、母ヴィルジニアはJRA3勝(芝1600~1800)。母母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ガリレオ×シルヴァーホークだから欧州本格派芝中距離血統というべきで、3歳時には重のスプリングSに勝ったが、ダートに転じると東海S3着など適性を見せている。爪が立っていて芝道悪も巧者。後駆がロベルト的だし京都より阪神がいいだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
クリノドラゴン
母クリノクレオパトラはJRA1勝。近親に目立った活躍馬はいないが、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo