【青葉賞予想】2馬身以上の完勝なら本番通用も 東京2400でトニービンの血が強い

2024年04月21日(日) 18:00

過去10年の青葉賞勝ち馬は、本番ダービーで[0-0-1-8]。馬券に絡んだアドミラブル(2017年)とフェノーメノ(2012年)は、ともに2馬身以上、コンマ4秒以上の完勝だった。それぐらいの能力差を見せつける新星の登場を期待したい。過去5年の勝ち馬のうち、スキルヴィング(母母父アドマイヤベガ)、ワンダフルタウン(父ルーラーシップ)、リオンリオン(父ルーラーシップ)がトニービンをもつ。取り上げた5頭でトニービンをもつのは、シュガークン、デュアルウィルダー、パワーホール、ヘデントールと4頭もいる。(解説:望田潤)

シュガークン

 キタサンブラック、ショウナンバッハ、エブリワンブラックの半弟で、アドマイヤフライトのイトコ。テーオーソラネルなども近親で、牝祖テイズリーはシーズティジー(ティズナウの父)の母でもある。父ドゥラメンテは二冠馬でタイトルホルダー、リバティアイランド、スターズオンアースなどを輩出する昨年のJRAリーディングサイアー。重と稍重で連勝中だが、良馬場ならもっと躍動しそうな身のこなし。2400に延びるのはプラスとは言えないが素質は高い。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎

デュアルウィルダー

 ウッドフォードリザーヴターフクラシックS(米G1・芝9F)勝ちディヴィシデロの甥。母父キトゥンズジョイは北米リーディングサイアーだが芝向きで、ジャンダルムの父でジャスパークローネの母父。父ヨシダは芝ダ両方の北米G1に勝ったハーツクライ産駒で、サンクテュエールの兄でもある。ハーツクライ系でシアトルスルー5×5だから伸びのある体型だが、エルプラド4×3で母父譲りの機動力も光る。走る馬だが、どちらかというと東京より中山では。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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