2024年06月14日(金) 18:00 24
マーメイドSは前走準オープンの負け組でも平気で馬券に絡んでくる難解なレース。ただ今年は準オープン組の参戦が少なく、オープン組も重視せざるをえない。
人気はエーデルブルーメだろうか。前走で準オープン勝ち、馬券の対象から外れたのは3戦だけという安定味が魅力だ。ただ人気になりすぎなのと、前走僅差2着とかならばハンデに響かないところを54キロまで評価されたという点は馬券という観点からはマイナスかもしれない。
ミッキーゴージャスは2回のGIと休み明けの西海賞しか負けていない。血統も血統だし、ハンデ戦らしからぬ完勝があってもおかしくないところ。ただ愛知杯勝ち時が54キロで今回が56.5キロというのは、年齢・時期を考えてもだいぶ積まれた印象だ。
コスタボニータもGIII勝ち馬だが、・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。