【七夕賞予想】夏の名物、福島芝2000のハンデ戦 良ならディープ、渋ればマンボ

2024年06月30日(日) 18:00

七夕賞は良馬場だとディープインパクトの血が強い。23年は1着セイウンハーデス(父シルバーステート)2着ククナ(母父ディープインパクト)、22年は1着エヒト(母父ディープインパクト)2着ヒートオンビート(母父ディープインパクト)、ともにディープインパクトの孫のワンツーだった。取り上げたなかでディープインパクトの血を引くのはセイウンプラチナとレッドラディエンス。ただ今年は梅雨入りが遅い。馬場が渋った21年と20年は、馬券に絡んだ6頭のうち5頭が父キングマンボ系(キングズベスト×2、ローズキングダム、キングカメハメハ、ルーラーシップ)だったことも頭に。

キングズパレス

 リバティハイツの全弟でランドオブリバティの半弟で、仏2000ギニー馬メイクビリーヴの甥。母ドバウィハイツはイエローリボンS(米G1・芝10F)とゲイムリーS(米G1・芝9F)に勝った。母父ドバウィはロードマックスやセッションの母父でもある。キングカメハメハ×ドバウィだからオールラウンドな中距離血統で、通算[4-9-2-3]とどこでも相手ナリに駆けるタイプだが、際立った特長がないので2着が多いともいえる。福島でも捲り差せるが勝ちきれるか。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

セイウンプラチナ

 ヒルノマドリードの弟で、テイエムファンキーの甥で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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