【ラジオNIKKEI賞予想】人気の1頭ウインマクシマムの評価難解 将来性十分の素質馬だが…?

2024年06月29日(土) 18:00

重賞勝ち馬は僅か1頭 力比較で頭を悩ます一戦

 まだ能力差の判然としないキャリアの浅い3歳馬のハンデ戦。まして福島の芝コースを経験しているのは2頭だけ(福島1800m経験馬は1頭)。当日の天候、さらには各馬の気配しだいで人気はかなり変化すると思える。

 人気の1頭ウインマクシマム(父キタサンブラック)の評価がとくに難しい。日本ダービー出走をかけた青葉賞で善戦しているように、将来性やスケールはここでは衆目一致の上位馬。3週連続の調教の動きも上々だが、まだまだ成長の途上。陣営から「まだ馬体の成長とストライドのバランスはもう一歩」とするトーンの心配が聞かれたりする。期待の大きい馬だからこそではあるが、確かに不安はある。

 しかし、春のGIで上位に入線した馬は1頭もいない組み合わせで。重賞勝ち馬もセットアップ(札幌2歳S)1頭だけ。期待と不安が重なっているのはみんな同じ。

 ウインマクシマムは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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