2024年07月05日(金) 18:00 25
七夕賞はハンデ戦だからというよりも、本質的に力量差のない馬同士で争われるGIIIなので、ちょっとしたことで波乱になりやすい。
人気はレッドラディエンス、キングズパレスあたりだろうか。2頭とも安定味に優れたタイプで1着と決め打ちできる馬ではないが、3連系の馬券では頼りたくなる存在である。
レッドラディエンスは福島で2着があるが、本質的にはもっと大きなコースのほうが良いようにも思えるので、そのあたりが課題か。キングズパレスのように前走で好走して持ちハンデが上がった馬は、一見1キロ不利になったように見えるが、過去の類似事例だと克服できる傾向にある。
福島民報杯からは5頭が出走してきたが、・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。