【函館記念】ホウオウビスケッツが重賞初制覇 19年ぶりにジンクス破る

2024年07月15日(月) 18:00

秋には大舞台を目標に

重賞レース回顧

函館記念を制したホウオウビスケッツ(撮影:山中博喜)

 前日の「函館2歳S」を史上初めて北海道以外でデビューした2歳牡馬サトノカルナバル(父キタサンブラック)が快勝した。日曜日には2005年のエリモハリアー(父ジェネラス、函館記念3連覇)以来、なんと19年ぶりにホウオウビスケッツ(父マインドユアビスケッツ)が「巴賞→函館記念」の連勝を達成した。

 サトノカルナバルの佐々木大輔騎手(20)は重賞初勝利。ホウオウビスケッツの父マインドユアビスケッツも、JRAの芝重賞制覇は初めてだった。

 とくに4歳牡馬ホウオウビスケッツは、巴賞も函館記念も圧勝に近い好内容だから、この秋が楽しみになった。まだ未定だが、奥村武調教師は「天皇賞(秋)が目標になる」と展望している。3番人気にとどまったのは、中1週になる巴賞の好走馬があまりに長いこと連敗を続けていたからだった。

 父マインドユアビスケッツ(USA)の競走成績[8-10-3-4]はすべてダートだが、勝ち星は6Fから9Fまで守備範囲は広い。その3代父Deputy Minister デピュティミニスターにさかのぼる種牡馬もダート戦中心だが、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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