2024年07月16日(火) 18:01 228
▲いよいよJRA所属ラストウィークを迎える小牧太騎手(提供:小牧ひかり)
先週土曜日の雲仙特別では、9番人気テンクウフラワーで見せ場十分の3着! 「思った通りの馬で、久しぶりに気持ちがよかったわ」と小牧騎手。いよいよラストウィークとなる今週の競馬も、俄然目が離せなくなりました。
今週の『太論』では、先週のレース回顧のほか、7月から始めたという禁酒の話も。改めて、第三のジョッキー人生に向けた決意を伺いました。
(取材・構成=不破由妃子)
──先週土曜日の雲仙特別(小倉9R・ダ1000m)は、テンクウフラワーに騎乗して3着(9番人気)。ロケットスタートからスッと下げて、しっかり流れに乗りましたね。
小牧 スタートは出ると思ってた。道中も馬が自分から行ってくれて、久しぶりに気持ちがよかったわ。
──テン乗りでしたが、レースはイメージした通り?
小牧 そうやね。過去のレースを見る限り、行き切ったら止まるし、中団でジッとしていても進んで行かんし。思った通りの馬やったけど、気のいいタイプでね。いい位置で流れに乗れたのがよかったわ。最後やということで、渡辺(薫彦)先生が乗せてくれて。感謝ですね。そのほかの2頭は、ちょっと残念やったね。
──土曜日4Rのビーチハイボール(3歳未勝利)は9着、日曜日メイン(佐世保S)のスタードラマーは18着に終わりました。
小牧 スタードラマーは大井でダートを走っていた馬やから、不良馬場は逆にいいかもと思ったんやけどね。やっぱり3勝クラスは強いねぇ。状態は絶好調やったのに。まぁレースが終わってからも絶好調のままやったけど(苦笑)。
──よっぽど走りづらかったのかもしれませんね。日曜日には、小倉1Rで加矢太さんが今年10勝目をマーク(ロードスパイラル)。「一緒に口取り写真を撮る」という願いがようやく叶いましたね。
小牧 うん。タイミングが合わなくて、今まで一度も一緒に撮れなかったから。あのレースはもともと自信があったみたいでね、今日こそはと思ってた。そうしたら、ミルコや吉村(誠之助騎手)も一緒に撮ろうやということになって。吉村は(勝ち馬を管理する)清水久詞厩舎の所属やからね。
▲「一緒に口取り写真を撮りたい」願いがついに実現!(提供:小牧ひかり)
──ミルコさんはたまたま?・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。