2024年07月26日(金) 18:00
賞金別定のオープン戦ではあるが、負担重量増は8歳コスモカレンドゥラの「57→58キロ」だけという組み合わせ。ベテランホースもいるが、まだオープンに上がって間がなくこれからパワーアップするはずの若いグループに注目だろう。
最近では少々珍しくディープインパクト産駒の事実上の最終世代に相当する直仔の5歳馬が3頭も出走する。ディープインパクト、キングカメハメハが2019年の夏に相次いで世を去ってもう5年目。でも、ディープインパクト、キングカメハメハ産駒の現役馬はまだ残っているので、ディープインパクトの今年の総合種牡馬成績は15位。キングカメハメハは現在18位。亡くなってからも仲のいいライバルだ。
ディープインパクト産駒3頭の中で、もっとも戦歴が浅くこれからの上昇が見込めるのは、トゥデイイズザデイ[4-4-1-4]。2戦目に挑戦したGIII京都2歳Sは0秒8差の6着、前走のGIIIエプソムCは10着(0秒8差)に沈んだ以外、あとは負けても0秒4差以内の接戦。オープンに昇級して3戦目、まだ底を見せていない強みがある。
新潟の芝は[1-1-1-1]。1800mには1分44秒4(上がり33秒1)の記録があるので、前半スローで最後の直線勝負になりやすい外回りの1800mはベストに近い。
当面の強敵はきわめてしぶといシルトホルンと、桜花賞2着などの3歳アスコリピチェーノの1歳上の半姉アスコルティアーモ[4-1-2-0]。ただ、5歳牝馬グランスラムアスク(父ディープインパクト)は、全4勝中の3勝が新潟芝1800mに集中する抜群の新潟巧者。トゥデイイズザデイ(今日が最高の一日)との、ディープインパクト産駒のワンツーもありえる。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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