【クイーンS】ゴールドシップ産駒コガネノソラが重賞初制覇 史上初の3・4歳馬が掲示板独占

2024年07月29日(月) 18:00

2着ボンドガールも成長を見せた

重賞レース回顧

クイーンSを制したコガネノソラ(撮影:山中博喜)

 2000年から3歳馬以上の夏の牝馬重賞となって、好走馬の中に2000年トゥザヴィクトリー(のちにドバイワールドC2着)、2003年ファインモーション(前年のエリザベス女王杯馬)、2005年ヘヴンリーロマンス(秋の天皇賞制覇)、2011年アヴェンチュラ(秋華賞馬)、2017年アエロリット(安田記念2着)、2018年ディアドラ(英G1制覇)、ソウルスターリング(オークス馬)…などが含まれ、多くの名牝の夏のスケジュールに組み入れられてきた「クイーンS」。

 今年は雨上がりの稍重の芝で、勝ち時計の1分47秒4こそ目立たなかったが、1着馬から10着馬まで「0秒5差」の大接戦。さらに上位5着馬までを、史上初めて若い「3歳、4歳馬」が独占する結果となり、いつもの年以上に秋の展望が広がることになった。

 勝った3歳コガネノソラは、父ゴールドシップ(その母の父メジロマックイーン)ゆずりの芦毛馬。2017年に快勝したアエロリット(父クロフネ)以来、古馬混合重賞となってからは2頭目の芦毛の勝ち馬であり、2歳時は430キロ台だった馬体が、今回は初めて450キロ台に成長していた。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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