【関屋記念予想】ディープが上がり32秒台で差し切る時代から ストームキャットのスピードで押し切る時代に

2024年08月04日(日) 19:00

関屋記念といえばサトノアーサー、ミッキーグローリー、プリモシーンと、サーアイヴァー〜サーゲイロードをクロスするディープインパクト産駒が上がり32秒台で差し切るレースだった。そしてディープインパクト産駒の出走が少なくなってくると、23年1着アヴェラーレ(母父ハーランズホリディ)、22年2着シュリ(母父ジャイアンツコーズウェイ)、21年1着ロータスランド(母父スキャットダディ)、20年2着トロワゼトワル(父ロードカナロア)と、ストームキャットのスピードを引く馬が4年連続連対中。取り上げたなかではディオが母母父ストームキャットで、パラレルヴィジョンが父の母父ストームキャット。(解説:望田潤)

ジュンブロッサム

 レッドレグナントの半弟で、ゴールデンハインドやロングロウの甥で、ステファノスやフィニフティのイトコ。母母ゴールドティアラは南部杯勝ち馬。父ワールドエースはワールドプレミアの全兄でシルトプレやメイショウシンタケなどの父。ゴールドティアラのマイラー資質が強いのはたしかだが、ピュアマイラーではなくベスト距離は1800だろう。芝マイルの2勝はともに1分31秒台で走破しており高速決着には自信。バネのある走りで道悪はよくない。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ディオ

 ソウルラッシュ(父ルーラーシップ)の3/4同血の弟で、ヒラボクディープの甥で、カフェブリッツやカフェリュウジンなども近親。リオンディーズ×マンハッタンカフェはテーオーロイヤルやリプレーザと同じで成功している配合だ。・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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