【札幌記念】ノースブリッジが重賞3勝目 海外遠征を経験し充実期を迎える

2024年08月19日(月) 18:00

プログノーシスの巻き返しに期待

重賞レース回顧

札幌記念を制したノースブリッジ(撮影:高橋正和)

 今年は6歳馬がGIIになって以降、断然最多の7頭も出走し、出走馬(実質11頭)の過半数を占める組み合わせだった。上位5着までのうち4頭が6歳馬だった。

 この結果が秋のビッグレースに強く結びつくかどうか懐疑的な見解もあるが、久しぶりの重賞制覇を果たした6歳牡馬ノースブリッジ(父モーリス)は、今春の海外遠征を2回も経験したタフなタイプ。重賞勝利は2022年のエプソムC、2023年のAJCCに続いて3勝目となった。

「グラスワンダー、スクリーンヒーロー、モーリス…」と連続するサイアーラインは、すでに4世代目のピクシーナイト、Hitotsu(AUS)が種牡馬となっている。これに現6歳のジャックドール、ノースブリッジ…などが加わる可能性が生じたので、現代の日本でもっともタフに連続するサイアーとしてさらに発展するかもしれない。

 ノースブリッジは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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