2024年08月25日(日) 18:00 15
ソダシ、ジオグリフ、ドゥーラなどが勝っている重要な2歳重賞。23年はヘイロー5×4のセットアップが3人気1着、22年はヘイロー4×4・5のドゥーラが1人気1着、21年はヘイロー4×5のトーセンヴァンノが5人気3着、20年はヘイロー4×5のユーバーレーベンが5人気2着、19年はヘイロー4×5のサトノゴールドが3人気2着。ヘイローのクロスをもつ馬が妙味あるところで馬券になっている。ただ取り上げた5頭のうち、ファイアンクランツとマジックサンズはサンデーサイレンスのクロスだが、ヘイローのクロスをもつ馬はいない。(解説:望田潤)
アスクシュタイン
ファステンバーグの半弟で、ドバイゴールデンシャヒーンのキンセールキングの甥。母ヴィクトリアズワイルドキャットはエイトベルズS(米G3・ダ7F)勝ち。父ドゥラメンテはタイトルホルダーやリバティアイランドを出すリーディングサイアー。母父ベラミーロードはディープモンスターやサトノエピックの母父。母方の北米パワーも強いドゥラメンテ産駒で、コスモス賞は相手も軽かったが豪快なアクションで圧勝。控えたときに落ち着いてレースできるかがカギか。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎
アルマヴェローチェ
モンドキャンノやカリボールの姪で、母ラクアミはJRA3勝(芝1400~1600)。母母レイズアンドコールはアイビスSD3着で、子孫にサクラバクシンオーのスピードをよく伝えている。父ハービンジャーはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS勝ち馬でディアドラ、ブラストワンピース、ナミュールなどを輩出。本馬はわりと父ハービンジャー似で、母方のスピードで先行し父のスタミナで粘る1800型。それほど速い脚はなさそうなタイプで時計がかかってほしいか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
キングスコール
ウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)勝ちベラミーロードの甥で、ロバートG.ディックメモリアルS(米G3・芝11F)3着ゴーンアウェイのイトコ。母父フランケルは14戦全勝の名馬で欧リーディングサイアー。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo