2024年09月16日(月) 18:00
近5年のオールカマーにおいては、ローシャムパーク(父ハービンジャー)、ジェラルディーナ(父モーリス)、ウインマリリン(父スクリーンヒーロー)、ウインキートス(父ゴールドシップ)、ステイフーリッシュ(母母父シルヴァーホーク)、グレイル(母母母父シルヴァーホーク)と、ロベルトの血を引く馬、特にシルヴァーホークの血を引く馬がよく馬券に絡んでいる。同コースのセントライト記念と似た傾向といえるだろう。取り上げた5頭でロベルトの血を引くのは、アルビージャ(父モーリス)とレーベンスティール(母母父リアルシャダイ)。ちなみにセントライト記念の勝ち馬がオールカマーに出てきた場合、ガイアフォース5着、アサマノイタズラ14着、バビット4着、ジェネラーレウーノ7着、ミッキースワロー2着と、最近は意外に振るってないが…。(解説:望田潤)
アルビージャ
ジオグリフの半兄で、アンデスクイーンも近親。母アロマティコはエリザベス女王杯と秋華賞で3着。本馬と同じモーリス×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合にはノッキングポイントがいる。後躯はロベルト的だが、わりとナスペリオン的なストライドで走るモーリス産駒。中山外2200のやや中途半端なロケーションは合っているタイプかも。ちなみにコース実績は[1-1-0-1]で、2着時の勝ち馬はソーヴァリアント。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
キラーアビリティ
マーヴィンHムニスジュニアH(米G2・芝9F)勝ちチョコレイトライドの甥で、ハリウッドゴールドC(米G1・ダ10F)のゼアゴーズハーバードも近親。母キラーグレイシスはハリウッドスターレットS(米G1・AW8.5F)勝ち馬で、出走産駒はキラービューティやジェイパームスなど全てJRA勝ち馬となっている。カッと燃えやすい気性で乗り難しく、相変わらずのムラ駆けだが、地力を秘めるので軽くは扱えない。ある程度ペースが流れて持続戦になってほしい。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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