【スプリンターズS予想】既成勢力か新興勢力か…難解極める一戦 穴馬にも出番あり

2024年09月27日(金) 18:00

連覇を狙うママコチャに期待も注目馬多数

 既成勢力と新興勢力のどちらが強いか分からないうえ、雨がどの程度降って馬場にどこまで影響があるか分からないという、難しいスプリンターズS。穴党にも出番がありそうだ。

 ママコチャは連覇を狙う。最近は2年連続でスプリンターズSを好走する馬が減っているが、本馬の場合は前走でセントウルS2着もしているので力が落ちているということはないだろう。位置取りのセンスを今年も生かしたいところ。馬場は、あまり雨の影響が残るようだとプラスではない。

 マッドクールはチェアマンズスプリントプライズ11着からの休み明けだが、ポン駆けがきく馬だし過去2回の大敗後はともに連対している。良でも十分戦えるが重馬場2戦2勝の馬だけに、雨は降ったほうがよい。

 ナムラクレアはキーンランドCで5着と珍しく1200m戦で馬券の対象から外れた。一般的にはキーンランドCの馬券外からだとスプリンターズSでは厳しいが、この馬はGI好走歴が豊富なので見限れない。今までは前哨戦の走り本番でトーンダウンしていたので、逆になることを期待したい。

 トウシンマカオはセントウルSを勝っての参戦。春にはオーシャンSを勝っているが、このレースもスプリンターズSに結びつきやすい。問題は脚質と展開。先行タイプの強い馬が多いだけに、あまり離されずに進めたいところ。前走溜めてハジけたからといって、控えすぎないほうがいい。

 サトノレーヴは重賞連勝の勢いで参戦。その前には春雷Sでこのコースもこなしている。ただ・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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