2024年10月04日(金) 18:00 25
今年の毎日王冠が例年と違うのは、前走GI好走馬が少ないこと。一方でハンデGIIIから来る馬は多い。
貴重な前走GI好走馬がローシャムパーク(宝塚記念5着)。前走GIで3着以内だとかなり信頼度が高いのだが、今年は掲示板組がこの馬しかいない。やや距離不足で初手の位置も後ろだろうが、毎日王冠は力のある馬なら差しも届くレースだ。
GI組でもう1頭選ぶならシックスペンスだろうか。距離が1800mになるのは確実にプラス。ただスプリングSの中山芝1800とこの舞台は、同距離でもかなり趣旨が異なる。逆にこの条件で古馬相手に好走できるなら、今後が楽しみになる。
ダノンエアズロックは前走モレイラ騎手の魅力はあるが、・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。