【毎日王冠】シックスペンスが大接戦を制し重賞2勝目 近6年間で3歳馬は5勝

2024年10月07日(月) 18:00

勝負の明暗を分けたのは仕掛けるタイミング

重賞レース回顧

毎日王冠を制したシックスペンス(撮影:下野雄規)

 3歳牡馬シックスペンス(父キズナ)が、1着から10着まで0秒5差のまるでハンデ戦のような大接戦を切り抜けてGII毎日王冠を制した。最近6年間で3歳馬が毎日王冠を勝ったのは5頭に達する。

 2019年の勝ち馬ダノンキングリーは、次走マイルCSを選び2番人気で5着だった。2020年のサリオスも次走はマイルCSに出走し、2番人気で5着。2021年のシュネルマイスターが選んだのもマイルCSで、2番人気で2着。昨年2023年のエルトンバローズもマイルCSに挑戦して、4番人気で4着だった。簡単には勝てない。

 それ以前、2018年の4歳牝馬アエロリットも、次走はマイルCSを選び2番人気で12着だが、2017年の5歳リアルスティールは天皇賞(秋)に出走して3番人気で4着。2016年の4歳牝馬ルージュバックは、天皇賞(秋)に挑んで3番人気で7着。

 2015年のエイシンヒカリは、天皇賞(秋)を2番人気で9着。2014年のエアソミュールは別路線を選んだが、2013年エイシンフラッシュ、2012年カレンブラックヒル、2011年ダークシャドウ、2010年の3歳牡馬アリゼオ、2009年カンパニーの次走も天皇賞(秋)。

 レース間隔、距離適性、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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