2024年10月14日(月) 18:00
20年からGIIに格上げされた東京芝マイル重賞。20年勝ち馬ヴァンドギャルドは翌年のドバイターフ2着。21年勝ち馬ソングラインはその後マイルGIを3勝。22年勝ち馬セリフォスと23年勝ち馬ナミュールは次走マイルCSも快勝した。格上げされただけのことはあるというか、いきなりGIにつながるレースに。血統的にはロードカナロア産駒がここ5年で[0-2-2-4]で、ダノンスコーピオン2人気3着、サトノウィザード9人気2着、タイムトゥヘヴン10人気3着と穴にもなっている。(解説:望田潤)
アルナシーム
シャフリヤール、アルアイン、ダノンマジェスティ、ヒメノカリスの甥で、母母ドバイマジェスティはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち。父モーリスはマイル〜2000の大レースを勝ちまくった名馬でジャックドールやピクシーナイトを輩出。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやディヴィーナと同じ。ドバイマジェスティ牝系のモーリス産駒らしく機動力抜群で、中京記念を見てのとおり小回り1800がベストコースだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
クルゼイロドスル
エオリアやアメリカンスターの半弟で、ローゼンクリーガーのイトコで、チャーンウッドフォレストやメダーリーなども近親。スーパー名繁殖フォールアスペンに辿り着く牝系だ。父ファインニードルは最優秀短距離馬でカルチャーデイやエイシンフェンサーの父。本馬は母父が重厚なアルカセットでクロスがダルシャーン4×3で、父の短距離スピードに重石をつけたイメージだ。前走は後方から力強く差し切ったが、折り合えば1600より1800がベターなのかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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