【秋華賞】チェルヴィニアが二冠達成 鞍上の手腕も光り世代の頂点へ

2024年10月15日(火) 18:00

オークスからの直行馬が最近7年間に6勝

重賞レース回顧

秋華賞を制したチェルヴィニア(c)netkeiba

 伏兵セキトバイーストが飛ばして先導したレース全体の前後半1000mは、「57秒1-60秒0」=1分57秒1。極端な前傾バランスになった。

 ただし、中間地点で先頭から大きく離れて追走していたチェルヴィニア(父ハービンジャー)の前半1000m通過は、推定60秒0前後。その直後にいた3着ステレンボッシュ(父エピファネイア)のそれは60秒台前半、さらに2頭を見ながら後方にいた2着ボンドガール(父ダイワメジャー)の前半はおそらく60秒台後半になる。

 人気のチェルヴィニアなどにとって、明らかに飛ばしすぎのセキトバイースト、2-3番手にいたクリスマスパレード(父キタサンブラック)、タガノエルピーダ(父キズナ)は怖い相手ではなくなり、スパートのタイミングと、コース選択の勝負になった。

 C.ルメール騎手のチェルヴィニアは、有力馬の中では・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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