【菊花賞】アーバンシックが最後の一冠奪取 完璧なエスコートに導かれ真価を発揮

2024年10月21日(月) 18:00

展開向かずのダノンデサイルも今後に期待

重賞レース回顧

菊花賞を制したアーバンシック(c)netkeiba

 またまたC.ルメール騎手の絶妙な騎乗が決まった。秋の中央開催が始まって7週間。チェルヴィニアのGI秋華賞、そしてアーバンシック(父スワーヴリチャード)のGI菊花賞を含め、約1カ月半にJRA重賞「7勝目」となった。

 最近10年、C.ルメール騎手の菊花賞は【4-2-1-2】でもある。今年は前走で騎乗していた馬が4頭も揃ったが、選んだ2番人気アーバンシックの危なげない快勝だった。

 今年の菊花賞3000m。3等分した1000mごとのバランスは「62秒0️-61秒7-60秒4」=3分04秒1。まず例外の年はなく中盤1000mのペースが緩むのがパターンであり、後半1000mのスパートになるのがいつもの菊花賞3000mだが、最初にハナを切ったエコロヴァルツ(父ブラックタイド)が「ペースを落としすぎた(岩田康誠騎手)」と振り返ったように前半は予測以上のスローだった。

 その結果、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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