2024年10月27日(日) 18:00
京都芝外1400で行われた近3年、23年と19年と18年の結果を紐解いていくと、23年2着ドナベティ(父リアルスティール)、19年2着マジックキャッスル(父ディープインパクト)、18年1着ダノンファンタジー(父ディープインパクト)と、ディープインパクト系が毎年連対。また23年の1〜3着が馬体重420キロ台だったように、小柄な牝馬がよく走っているレースでもある。前走416キロで勝っているカワキタマナレアや、408キロで勝っているラヴェンデルも軽くは見れないか。(解説:望田潤)
カワキタマナレア
ニシキギミッチーの全妹でカワキタレブリーの半妹で、ローレルブレットやウィンドライジズの姪。テンジンショウグンやシャコーグレイドも同牝系。父ヘニーヒューズはダートの名種牡馬で、ヘニーヒューズ×ディープインパクトはリアンクールやカワキタアジンなどと同じ。細身で脚長で母方の影響が強く、前走を見てのとおりヘニーヒューズ産駒ながら芝で斬れるタイプだ。距離はこの1400がベストだろう。少し時計や上がりはかかってほしいか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
キャッスルレイク
母パラダイスリッジはヨーホーレイク、カミノタサハラ、ボレアス、マウントシャスタ、ベルキャニオン、ストーンリッジなどの全きょうだいで、母母母クロカミは府中牝馬Sなどに勝った。父サートゥルナーリアは名牝シーザリオの息子でエピファネイアやリオンディーズの弟。現在JRAファーストシーズンリーディングの首位に立っている。母母父フレンチデピュティだからタフな馬場OKの1400型だが、サートゥルナーリア×ディープインパクトなら京都外で鋭く差せるはず。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ゴージャス
ホワイトドラゴンの姪で、代々白毛が出る北米牝系だが、近い世代に目立った活躍馬はいない。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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