2024年10月29日(火) 12:00
ハンデ重賞というと「荒れる」と期待しがちだが、実際に荒れるかどうかはレース次第である。そして、今週行われるアルゼンチン共和国杯は、気が付けばむしろ「堅い重賞」になっている。
2014〜23年に10年すべてハンデ重賞として行われたレースは25レースある。愛知杯とターコイズS(格付け前含む)は9回、チャレンジカップは3回(2014〜16年)なので除外しているが、この後の話に影響はない。
これらのハンデ重賞において、全馬を均等買いした場合の回収率を求めれば、「荒れやすい重賞」「荒れにくい重賞」の傾向を見ることができる。均等買いなので、人気薄馬が馬券に絡んでいれば回収率が高くなるからだ。
25レースのうち単勝回収率がいちばん高いのは・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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