2024年11月01日(金) 18:00 35
近年は上位人気馬が強いアルゼンチン共和国杯。ただし今年は前走GI組がいないという特殊事情がある。また、近年は前走から斤量減の馬が強いのだが、今回は斤量増組が多い。そういった点で結果が読めないレースになっている。
クロミナンスは同じコースの目黒記念でタイム差無しの3着。500グラム斤量増になる点だけが引っかかるが、その他はポジティブな要素が多い。位置取り的にも無難なところで競馬ができる馬だし、今回も上位に食い込んでくる可能性は高い。
サヴォーナは勝てないもののそれなりの着差には収まっている。斤量そのものはこなせるし、函館記念のように受けてたつ立場よりは、ほぼ互角の力関係の中で競うほうが得意そう。位置取りはある程度積極的にしたほうがよいと思う。
セレシオンは・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。