【武蔵野S予想】シアトルスルーの血が躍動 芝実績ある馬が好走

2024年11月03日(日) 18:00

チャンピオンズCをにらんで東京マイルで行われる別定戦。22年はギルデッドミラー(母父ティズナウ)とレモンポップ(父レモンドロップキッド)と、シアトルスルーの血を引く馬のワンツーだった。ダートをストライドで走る東京マイル向きの血で、23年1着ドライスタウト(父シニスターミニスター)や19年1着ワンダーリーデル(父スタチューオブリバティ)もシアトルスルーの血を引いていた。また最近は、ギルデッドミラー、エアスピネル、タイムフライヤー、バスラットレオンと、若い頃は芝で活躍していた馬の活躍も目立つ。(解説:望田潤)

エンペラーワケア

 サンライズラポールやアスクオンディープの半弟で、アルシバイアディーズS(米G1・ダ8.5F)のダンシングラグズの甥。牝祖ジュエルプリンセスはBCディスタフ(米G1・ダ9F)などに勝った北米古牝馬チャンピオン。そこにロードカナロアでストームキャット3×3となったが、母方の北米パワーも強く受け継ぎ、ダートでは[6-2-0-0]と底を見せていない。前走エニフSも59キロを背負って強い内容だったが、ロードカナロア産駒で体型や体格からも1400ベストには違いない。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース○

カズペトシーン

 ステラフィオーレの3/4弟で、エストレヤデベレンの半兄。ワキノカイザー、タイムズアロー、アントニオピサの甥で、センチュリオンのイトコ。アーテルアストレアも近親のダート一族だ。父ルーラーシップはエアグルーヴの息子でキセキ、メールドグラース、ソウルラッシュなどを輩出。距離を1800に延ばして連勝中だが、母父はスプリンターのファスリエフだし、肉量豊富でマイル戦なら対応できそうな雰囲気だ。東京は差しやすいだろう。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

コスタノヴァ

 リレーションシップの3/4弟でファイアンクランツの3/4兄。母カラフルブラッサムはJRA3勝(芝1800〜2000)。・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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