2024年11月04日(月) 18:00
AR共和国杯を制したハヤヤッコ(撮影:下野雄規)
2500mのレース全体の流れの前後半は「1分11秒5-(5秒8)-1分11秒7」=2分29秒0。長距離戦ではめったに出現しない、少しもバランスを失わない底力勝負のお手本のようなレースだった。東京2500mのコースレコード2分28秒2と0秒8差だけ。アルゼンチン共和国杯のレースレコードを0秒9も更新するレースレコードだった。
重賞勝ち馬の少ない低レベルの組み合わせで、平凡な結果になるのではないかと心配されていたが、高速馬場も味方したとはいえ、期待を大きく上回る好時計のきびしい内容になり、そこでベテランホースのハヤヤッコ(父キングカメハメハ)が台頭した。
ハヤヤッコは8歳馬ながら、このレース初挑戦での勝利。国枝栄調教師もこのレースは初勝利。吉田豊騎手もAR共和国杯制覇は初めて。種牡馬キングカメハメハ産駒も、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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