2024年11月10日(日) 18:00
東京芝1800で行われる2歳重賞。21年の勝ち馬イクイノックスは日本ダービー2着、19年の勝ち馬コントレイルと17年の勝ち馬ワグネリアンは日本ダービーを勝っており、皐月賞以上に日本ダービーにつながるクラシック登竜門だ。トニービンもちが強いレースで、近4年の1〜3着12頭のうち、実に10頭がトニービンの血を引いている。昨年も母父アドマイヤベガのシュトラウスが勝って、父ハーツクライのファーヴェントが3着だった。取り上げたなかではファイアンクランツがトニービンをクロス(4×4)でもつ。(解説:望田潤)
クロワデュノール
アースライズの半弟で、母ライジングクロスはパークヒルS(芝G2・芝約14F)勝ち。母父ケープクロスはロッキンジS(英G1・芝8F)勝ち馬でロジユニヴァースの母父でもある。父キタサンブラックはJRA年度代表馬でイクイノックス、ソールオリエンス、ウィルソンテソーロなどを出し成功。母母のところだけノーザンダンサーが入らず、母父がマイラーというのはキタサンブラック産駒の走るパターンだ。アルレッキーノを子供扱いして新馬勝ち。底力に富む中距離血統だが父よりはマイル寄りか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
サトノシャイニング
エレファンティネの半弟で、母スウィーティーガールはポトランカス大賞=亜1000ギニー(亜G1・芝1600m)勝ち馬。母父スターダブラーはインディアナダービー(米G2・ダ8.5F)に勝ったセイントバラード産駒。父キズナはジャスティンミラノやソングラインなどを出し本年度リーディング首位を快走。北米パワー牝系でヘイロー4×4をもつキズナ産駒で、機動力に長けたタイプだから東京より中山向きか。東京ならスローで前残りに持ち込みたい。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
ニシノイストワール
母母センタズドリームはBCフィリー&メアターフなどに勝ったイリデッサ、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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