【エリザベス女王杯予想】近年リピーター多数 2年連続好走のライラックに注目

2024年11月09日(土) 18:00

血統背景に不足なし

 エリザベス女王杯には、最近10年間に2回以上3着以内に快走したリピーターが7頭いる。惜しいあと一歩の4着馬までなら9頭にも達する。理由のひとつは、中距離とも長距離ともいえる難しい距離だからだろう。

 今年も挑戦するライラック(父オルフェーヴル)は2022年の2着同着馬、かつ、2023年の4着馬。もう1頭は昨年3着の4歳馬ハーパー(父ハーツクライ)。この2頭は軽視できない。リピーターの仲間入りの資格がある。

 とくにライラックの記録は、2022年は阪神で0秒3差。2023年は京都での0秒3差。コースを問わない。この距離2200mはベストにも近いからだ。ひと叩きしてこのGIに出走は昨年と同じスケジュール。昨年の直前の府中牝馬S3着は、1分46秒2。今年は13着だが、1分45秒7。ペースや芝状態が異なるので能力減ではない。

 父オルフェーヴルは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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