【ユーザー質問】馬はレースで勝ったことを理解している? “本当に賢い”ポイントをミルコ騎手が解説!

2024年11月19日(火) 18:02 141

ミルコレビュー

▲ミルコ騎手が馬の気持ちに関するユーザー質問に答えます(撮影:下野雄規)

今回は馬に関するユーザー質問です。レースで一生懸命走る馬たちは、自分が勝ったことが分かっているのか? 魚沼Sを制したシランケドを例に挙げながら、ミルコ騎手が回答します!

なんと馬は勝ち負けのほかに、乗り手の気持ちも分かるそう。競馬の直後に馬たちは何を感じているのか…ミルコ騎手がコミュニケーションについて解説します!

(取材・構成=森カオル)

Q「ミルコ様、いつも応援しています。大好きです。魚沼Sカッコよかったです。ミルコ様が勝つときは毎回テレビの前で絶叫しております(笑)。レースに勝ったとき、馬自身は1着になったことを理解しているのでしょうか? ゴール後、騎手さんに撫でてもらったり、歓声が大きくなると、「わたし、勝った?」とかわかるものなのかなと思って。これからも怪我なく頑張ってください!」(ちまきさん)

ミルコ もちろん、もちろん。馬もちゃんとわかってますね。

──それは仕草や様子から伝わってくるのですか?

ミルコ 魚沼Sのシランケドでいうと、最後の馬を差し切るまですごく一生懸命で、先頭に立った瞬間、耳がフワーッとして、雰囲気が変わったですね。負けたときと雰囲気が全然違う。

──シランケドだけではなく、大抵の馬がそんな感じ?

ミルコ そうです。ほとんどの馬に雰囲気の変化は感じます。シランケドは、3走前(4月14日・中山8R・野島崎特別)に逃げて2着に負けたでしょ? あのときも馬はずーっと一生懸命頑張っていて、モレイラ(1着エンパイアウエスト)に差し切られたときは馬が怒っているように感じた。耳を絞ったまま終わったからね。よくわかってる馬ですね。賢い。

──引き上げてくるときの雰囲気も、勝ったときと負けたときでは違うものですか?

ミルコ 全然違いますね。やっぱり・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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