【朝日杯FS】アドマイヤズームが2歳マイル王に 珍しいレース展開も鞍上の好騎乗光る

2024年12月16日(月) 18:00 14

展開が向かなかったグループは再評価が必要

重賞レース回顧

朝日杯FSを制したアドマイヤズーム(c)netkeiba

 朝日杯FSが関西圏に移って今年で11回目。今年のレース全体の流れは「前半48秒0-(1000m通過60秒4)-後半46秒1(上がり33秒7)」=1分34秒1。

 今年は初めて京都で行われたため例年との比較は難しいが、サトノアレスが勝った2016年(前半1000m通過60秒6)に次いで2番目のスローペースだった。京都コースの方が流れは落ち着くことが多いのは確かだが、マイルのGIとすると不思議なほど珍しいレース展開だった。

 スローだと大きな着差は生じないことが多いが、勝ったアドマイヤズーム(父モーリス)が後続につけた差は「2馬身半、2馬身半、2馬身…」。1番人気で5着にとどまった同じモーリス産駒のアルテヴェローチェは1分35秒4。なんと1秒3もの差がついている。

 また、上位4着までに入線したのはゼッケン「2、4、3、1」番。最内の4頭だった。これは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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