2025年01月06日(月) 18:00 16
過去5年の馬連平均配当はなんと8484円。1人気[0-1-0-4]、2人気[0-0-0-5]とほぼ総崩れ。キャリアの浅い3歳牝馬の重賞で、時期的にトップクラスは出てこないし、中山マイルの多頭数。荒れる要素が満載すぎる。連対馬の4角順位は平均7.4で差し追い込み優勢。22年はライラックとスターズオンアースで決まったように中距離馬が勝つことも多い。血統的にみても、近5年の勝ち馬の父はエピファネイア、ダノンバラード、オルフェーヴル、キズナ、ディープインパクトだ。1枠が6年連続で馬券に絡んでいることも覚えておきたい。(解説:望田潤)
エリカエクスプレス
ダノンケイツーの半妹で、フィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ちコミッショニングのイトコ。母エンタイスドは愛ダービー馬カプリ、カラC(愛G2・芝14F)のタワーオブロンドン、ラフブラウンS(愛G3・芝16F)のサイプレスクリーク、スタネーラS(愛G3・芝14F)のパッションIIの全きょうだいにあたる。欧州本格派牝系のエピファネイア産駒で、血統どおりのしなやかな中距離体質で、奥行きを感じさせる素材だ。マイルの多頭数で揉まれたときの不安は血統的にもある。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
キスアンドクライ
オディールの姪で、レーヌブランシュやプリモスペランツァのイトコで、母母キュンティアは現阪神JF2着。牝祖パサドブルは・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo