2025年01月28日(火) 18:01 130
▲小牧太騎手に姫路競馬場での開催について伺います(撮影:稲葉訓也)
先週からは姫路開催がスタート。「姫路で乗ったのは、いつ以来かわからないくらい昔」という小牧騎手ですが、初週から19戦4勝、2着8回と存分に存在感を見せつけました。
今回は、小牧騎手が感じた園田競馬と姫路競馬の違いや、姫路までの移動手段など、ひと味違う日常を語るとともに、松本幸祐騎手も参加予定だったという飲み会のエピソードを明かしてくれました。
(取材・構成=不破由妃子)
──先週の21日から姫路開催が始まりましたね。姫路競馬場で乗ったのはいつ以来ですか?
小牧 20年ぶりくらいかなぁ。中央にいる頃に一度だけ乗りにいったような気がするんやけど…。正直、はっきり覚えてないねん(苦笑)。それくらい久しぶりに乗ったよ。
──それだけのブランクがありながら、先週は3日間で19戦4勝、2着8回。連対率63.2%と大活躍でしたね。
小牧 3日目はチョロ負けが多くて…。今思うとね、どうにかなった2着が多かったような気がする。僕としては反省点が多いね。
──まだ1月の開催を3日残したところで、早くも計20勝。このまま行くと、年間240~250勝ペースですね。
小牧 月に20勝したら、200勝は超えるからね。とはいえ、数字の目標は立てていないし、リーディングは本当に意識してないんやけど、周りが盛り上がっているのと、スマホを見ていると(そういう記事が)出てくるから、ちょっと気になってる(笑)。
──1月27日終了現在、佐賀の石川倭騎手が22勝で1位、大井の矢野貴之騎手が21勝で2位。小牧さんは4位タイです。
小牧 ああ、4位に落ちたんや。それにしても、万が一にも僕が全国リーディングなんか獲ったら…。笑うで、ホンマに(笑)。数字はあんまり気にせんと、とにかく1頭1頭、どないかして勝たせる。その戦いや。なんせ強い馬に乗せてもらっているからね。みんなに感謝です。
──姫路開催に移ったことで、ファンの方から「園田競馬場と姫路競馬場の違いが知りたい」というリクエストがいくつかきています。まだ1週ではありますが、どんな違いを感じましたか?・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。