2025年01月29日(水) 18:00 18
今週から東京、京都の開催がスタート。どちらも1カ月間の開催なので、開幕週にしっかりと調教傾向を掴まないと照準が合わないまま、次の開催が始まるなんてことになりかねません。昨年の開催を参考にしっかりと結果を分析して、調教適性を把握したつもりですので、ウマい馬券などで参考にしていただければ幸いです。
今週の重賞はフェブラリーSの前哨戦の位置付けである根岸Sと高松宮記念の前哨戦的な位置付けにあるシルクロードS。今年最初とそれに次ぐGIになるので、これらのレースで的中することが、予想面においても弾みをつけることになりそう。これまでGIや重賞で活躍した既存勢力なのか、ここまで勝ち進めてきた新興勢力なのか。そういった見方をしても面白いレースになりそうです。
【根岸S/フリームファクシ】
休み明けのコールドムーンSを初ダートながら完勝。続くベテルギウスSは1800mという距離もあったと思いますが、7着に敗れたものの、再び中京ダート1400mに戻るとすばるSで勝利。レース間隔が詰まっていますが、使うたびに馬体重が増えているので、使い込んでの疲労などは一切ないと思われます。
だからこそ、今回も追い切り本数はきっちりこなしてきました。調教内容から不安に感じるところは一切なく、気にするとすれば、東京競馬場への輸送があるので、馬体重は減るかもというところくらい。ただ、ここまで増えていますから、多少減ったところで問題ないと思いますし、あとは重賞でもやれるかどうか、その力関係に尽きるのではないでしょうか。
調教内容から不安は感じられないフリームファクシ(1月21日撮影)
【根岸S/タガノビューティー】
佐賀ダート1400mのJBCスプリントを勝利。・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ