2025年01月31日(金) 18:00 19
今年の根岸Sは「買いやすいパターン」の馬がいないという、予想する上では困ったメンバー構成になった。
例のひとつが、前走チャンピオンズC組の少なさ。少ないというより、当時最下位だったスレイマンしかいない。GIII・JpnIIIで好走歴のある馬だが、前走3.7秒差16着という事実もまた重い。
「GI格のレース」ということならJpnI・JBCスプリントを勝ってきたタガノビューティーがいるが、根岸Sは22年3着→23年4着→24年13着。東京ダート1400m・1600mは本来この馬のベスト条件だが、脚質的に毎度1着を期待できる馬でもないので、馬券上の扱いは2、3着前提にしたいように思う。・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。