2025年02月01日(土) 18:00 29
最近は数年に一度みられるが、フルゲート16頭の中に4歳馬が1頭もいない組み合わせ。そこで6歳以上のベテランホースを軽視できないが、今年の成長が期待できる若い5歳の上がり馬に注目したい。
コスタノヴァ[5-1-0-2]と、ロードフォンス[5-2-3-3]はともにまだ底をみせていない5歳馬。2頭の父ロードカナロア(その父キングカメハメハ)は、アーモンドアイ、サートゥルナーリアなど、芝のビッグレースで活躍する馬が多いが、ダートが合わないことはない。
ロードカナロアの総合種牡馬ランキングは2020年以降昨2024年まで「2、2、2、2、2」位。一方、JRAダート種牡馬成績は同じ5年間「4、2、3、4、4」位。総合ランキングよりやや順位は下がるが、産駒は根岸Sを2021年にレッドルゼル、2024年にはエンペラーワケアが勝っている。2023年にはパンサラッサがGIサウジCを制覇してもいる。とくにレッドルゼルとエンペラーワケアは、母方の強いダート適性を万能型に近いロードカナロアが絶妙に援護していた。・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。