2025年02月03日(月) 18:00 32
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに東京新聞杯出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
サクラトゥジュール
美浦・堀宣行 セ8
▲1月29日撮影(c)netkeiba
昨年は中山金杯12着からここを勝利。今年は中京のマイル、京都金杯を制しており、一昨年はニューイヤーSに出走していたので出走間隔は3年続けて同じ。夏以来で皮膚の厚さがあった前走よりも引き締まった姿だが、後肢を後ろに流しておりトモを若干薄く見せる。ハリ感は落ちておらず、ケイコはいつも通りの引っ掛かり具合。気持ちで走るタイプなので割り引きの必要はないだろう。
ジオグリフ
美浦・木村哲也 牡6
▲1月29日撮影(c)netkeiba
皐月賞以来勝ち星がないが、BCマイルは積極的な立ち回りから5着に粘り、マイルで浮上するきっかけはつかめた。ただ帰厩してからの動きにはピリッとしたところがなく、1週前も3歳馬にあおられ気味。綺麗な肌質、落ち着きのある表情から健康状態は良好なのだろうが、冬場の休み明けで重めが残る態勢となっている。当日の馬体重には注意したい。
ブレイディヴェーグ
美浦・宮田敬介 牝5
▲1月29日撮影(c)netkeiba
脚位置が定まらずに少しバランスを崩した立ち姿。1週前追い切りは馬なりでラスト1F11秒1とさすがの伸び脚を見せたが、道中のフットワーク自体はもう一つ。前週に1本追い切りを休んでおり、盤石の調整過程ではない模様。皮膚は薄く見せていても、現状では余裕残しの馬体と映るので、週末、直前としっかり攻めて体を作ってこれるかだろう。
ボンドガール
美浦・手塚貴久 牝4
▲1月30日撮影(c)netkeiba
netkeiba取材班
相馬の達人たちが重賞レースに出走する有力馬の馬体を診断します。